心療内科とは、ストレスや不安感などの心の病が原因となって起きた身体の不調を診断・治療する医療分野です。精神科と良く似ていますが、精神科は「心の病」そのものを治療します。
心療内科とは、ストレスや不安感などの心の病が原因となって起きた身体の不調を診断・治療する医療分野です。精神科と良く似ていますが、精神科は「心の病」そのものを治療します。
何の前触れもなく動悸・震え・吐き気・めまいなどの「パニック発作」が起き、この発作が繰り返し起きます。
パニック発作の発症を恐れ、生活に悪影響を与えてしまう「予期不安」がパニック障害の症状となります。
人によっては電車に乗った時、広い場所に行った時などで発作が起こる場合もあります。
そして、発作を避けるために引きこもりがちになり、結果としてうつ病になってしまうことがあります。
抗うつ剤・抗不安剤などの薬物療法と心理療法で治療を行います。
社会不安障害(SAD)は人前で恥ずかしい思いをするのではないかと過剰な心配をするあまり、紅潮・発汗・震え又は下痢・腹痛などといった症状が現れ、また起こるのではないかと不安を引き起こし人が集まる場所を避けることで、社会生活に問題を抱えてしまいます。
症状は?
人前では苦痛を感じ「顔が赤くなる」「動悸、息切れがして苦しい」「手足が震える」などの身体症状が現れます。人前を避けることにより、次第にそういう場面を避けるようになり、職場での対人関係や日常生活に支障を来たします。
原因は?
最近の研究で大脳の扁桃体という部分が不安や恐怖と密接に関係する事が考えられていおり、ギャバ神経とセロトニン神経細胞が扁桃体の興奮を緩和し恐怖症状の発症を抑えるといわれております。
治療方法は?
SADは脳内神経伝達物質のバランスが崩れることにより、発症すると考えられておりますので向精神薬や抗不安薬と精神療法で治療を行います。
うつ病は「こころのかぜ」と言われるほどポピュラーな病気です。
かぜと同じで、こじらせなければ回復する病気です。うつの期間は多くの場合一過性であり、この期間をうまく乗り切るためにまずは医師へご相談していただくことをお勧めします。
また最近では、うつ病に対して、効果が十分で副作用の少ない抗うつ薬(デプロメール、パキシル、トレドミンなど)が発売されています。医師のアドバイスを受け十分な休養をとり、合う薬が見つかると早く症状が回復することもあります。
腸に何の傷がないのに、腹痛や便秘、下痢などの症状が表れる病気です。
体調の問題よりも、精神的な問題(ストレス・プレッシャーなど)により発症します。
頭髪に10円玉大の脱毛ができ、拡大していく病気です。症状が拡大すると、頭髪だけでなくまつ毛や体毛にまで脱毛が広がります。
ストレスによる原因のほか、遺伝的素因や自己免疫異常などの原因があります。薬物療法のほか、光線治療などで治療を行います。
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで身体に様々な不調(動機・めまい・震えなど)が表れる病気です。
原因はストレスによるものが多く、その他、疲労やホルモンバランスの乱れなどがあげられます。
十分な休養を取りストレスを緩和させれば症状は改善します。症状が重い場合やストレスを緩和できない場合、薬物療法を行います。
アトピー性皮膚炎は、顔や肘、膝などから全身に湿疹が広がっていく病気です。
主に小さなお子さんに発症しますが、まれに成人の方にも発症します。
原因はたくさんありますが、ストレスを原因として発症する場合もあります。
検査で原因を特定し、原因にあわせた治療を行うことが大切です。